セイムビート 環境考察と構築紹介

はじめまして。超熟です。前のはてなアカウントにログインできなくなってしまったので、名義を変えてアカウントを作成しました。ORAS時代に構築記事をちょこちょこ紹介しており、それなりに見ていただいていたのですが、今回はある理由につき比較的クローズドな範囲での活動をしていこうと考えております。

 

では早速構築記事に入ろうと思います。

 

 

 

セイムビートとは、六月中旬から開催される、ポケモン剣盾のとクスルールの公式大会で、比較的禁伝が採用可能なルールになりやすい公式大会において、それら禁伝はおろか、準伝説ポケモンですら禁止の対象となるという、珍しいものです。また、同種族のポケモン、同じ持ち物を一つのパーティ内に加えることが出来、ネタ方面での参加者も多いという予想が建てられます。

マイナーポケモンを使いたい人含め、サンダー環境に嫌気がさしているあらゆるトレーナーが参加することが予想されるので、私も出てみたいと思った次第です。

 

 

 

さて、ここからはセイムビート環境の予想の方をしていきましょう。

①同じポケモンを重ねることについて

単体性能からしてやばそうなポケモンを重ねたらこの世の終わりみたいになるのでは?という疑問が生まれてきそうですが、それは意外となさそうです。各ポケモンにはどうしても処理できないポケモンが必ずいると言っても過言ではないので、二匹ならともかく六匹統一なんてことをやってしまうと、どうしても構築に穴が出るというものです。しかし、そんな常識の中にも、何匹か、m本気でまずいポケモンがいるので、彼らについて紹介します。

ミミッキュ

当然とは思いますが、行動保証がとんでもないです。六匹全員いのちのたまミミッキュにしたとしても、そのたぐいまれなる攻撃範囲や行動保証からある程度の戦績を保持しやすいポケモンになります。対策としてはやはり鋼タイプかつ霊等倍のポケモンで、ダイスチルで殴り合う事でしょうか。

エースバーン

当然です。かなりやばいです。準伝が含まれない環境下で、明確に対策になりえそうなポケモンドヒドイデカバルドン程度しかおらず、その二匹はダイサイコや特殊型の前に何もできずに死にます。同じく単体性能が高いドラパルトやトゲキッスカイリューなどで殴り合うことしか出来なさそうです。普段考慮しなくてもよい特殊型がほぼ確実に紛れ込んでいるというのが、地味ながら最も怖いポイントだと思います。

 

カイリュー

話題に上がることはない印象を覚えますが、こいつもかなりやばいです。

エースバーンやミミッキュ以上に型が豊富であり、対応しきれる気がしません。

スカーフつららばりマンムーなどでピンポイントに対策していかないと崩されてしまう(彼ですらつらら張りの命中回数によっては、ダイマやB振り、ヤチェなどの個体に勝てない)と思います。個人的に統一パの中では最強ではないかなと思います。

 

メタモン

ネタの域を出ない気もしますが、特性の面白さと厳選難易度の低さから、一定数存在する統一パではないかと考えられます。単純なプレイングの戦いとはならないものの、苦手な人はとことん相手したくないようなPTだと思います。

 

以上に渡り六体統一の可能性を語ってきましたが、正直上記のようなポケモンを二匹程度かぶらせるだけでもかなり強いと思います。

 

②持ち物被りについて

ポケモンだけでなく持ち物も被らせることが出来るので、明らかに戦術の幅が広がります。

 

・フルパワーのエースが増える

これについては「いのちのたま」が完全に戦犯です。普段はダイマ前提のポケモンを二匹以上採用するとき、片方に命の玉を採用して、もう一匹も珠を持たせたいけど他の持ち物で妥協する、という場面が多いですが、このルールではそんな心配はいりません。

もう珠エースバーンのうしろのミミッキュの持ち物をお札やアッキにしたり、カイリューの持ち物をブーツや弱保にする必要はなくなります!

 

・テンプレの並びがさらに強化される

シーズン一桁の段階から、初手ダイマ+ミミッキュ+襷という、抜き性能と行動保証を重視して組まれるテンプレの並びがありました。襷枠については、鎧環境ではふいうちと積み崩しの暗黒強打を持ち、殴れる範囲もそこそこである悪ウーラオスが選ばれていたことなど、記憶にも新しい子の並びですが、初手ダイマ++という、凶悪な対面構築の並びが誕生してしまいました(?)

さらには初手ダイマ+ミミッキュ+ミミッキュなんてのも

 

・受けループやばい

こいつは「たべのこし」が戦犯をしています。そもそも受けループは準伝などの高種族値ポケモンが消え去ったため、数を増やすのは予定調和であったが、残飯を複数人に配ることができるため、とんでもない状況になる想像が出来ます。さらにたべのこしエフェクトが出る機会が増えるということは、TODの機会も増えるということです。TOD嫌いな人には過酷な環境になるとも言えますね。私はTODerですので大歓喜です。

 

 

 

以上により、適当にキャラランクを作ってみました。

素材はポケソル様のものをお借りしています。

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Eランク以外は左右差ありです。環境の中心になるであろうSランク、Sランクに対する明確なメタとなるまたはSランクほどではないが暴れ散らかすであろうAランク、苦手なポケモンが明確にSランクより多いが対策必須になるであろうBランク、スペックでは上のランクに劣るが殴り合える性能が高めなCランク、受け崩しやサイクルなど、特定の条件下で刺さるDランク、受けループを中心としたEランクという分類です。

リザードンの過大評価感は否めないですが、草技を打てるダイジェッターということで、上のランクにはないメリットがあると判断してこの評価をしています。

 

 

これをふまえて構築を組んでいきましょう(前置きが長い)。

 

トゲキッス@いのちのたま 控えめCS てんのめぐみ

エアスラッシュ マジカルシャイン だいもんじ わるだくみ

 

普通のテンプレ型...だが、受験が終わってポケモン復帰したらトップ10使用禁止環境かつ直後に冠環境到来のため、実は一回も使ったことのないポケモンであるので軸として採用。ムンフォは覚えない。

きょううんピントレンズ型にするか迷ったが、せっかくいのちのたま無限なのでこっちを使うことに。強い電気タイプがいないので、ダイジェットが止まりにくい環境+ダイジェット+鋼を殴れる炎技はやはり神...となったらいいなぁ

 

ラグラージ@いのちのたま 意地HA 激流

アクアブレイク...え!?ラグってカンムリ図鑑に載ってないんですかァ!?もう怒ったもん!

ということで

 

カバルドンいのちのたま 意地HA 砂起こし

地震 ストーンエッジ 雷の牙 氷の牙

 

本当はラグラージ使いたかったけど使えないことが分かったので、怒りの珠カバルドン。一致技の地震は確定、相性の良いエッジも優先。あとはギャラやアーマーガアを殴れる雷の牙、冠で大量追加された氷四倍ドラゴンに刺さる氷の牙で技が埋まった。

エッジのかわりにリベンジや馬鹿力などの格闘、ダイスチルの媒体になる(防御上昇が出来る)アイアンヘッドなども候補。しかし前者はリザ意識のエッジを残したい、後者はちょっとパワーが弱いため却下。

トゲキッス+ラグラージが起点作成+ダイマックスエースにしか見えず、単純にこの二人の相性補完も優秀であるということに気づき、強いのではないかと思った。ラグラージと似たような性能を持ちながら明確に差別化(草二倍など)が出来るため妥協。

あぁ、ラグラージ使いたかったなぁ...。

 

ミミッキュ@いのちのたま 陽気AS 化けの皮

じゃれ ダイブ 剣舞 影

ふつうのテンプレ型。特にいうことはないけど強いて何か補足するとしたら、これで命の珠もち三体目であるということ。

 

ゴチルゼル@食べ残し 穏やかHD かげふみ

身代わり ねむる 瞑想 サイコショック

 

完全TOD要因。爆増する(と思っている)受けループに対する回答。瞑想の積み合いに強いサイコショックを攻撃技とし、瞑想眠るで完全に受けループをはめたい意志を見せた。第六世代からずっと使ってる。

 

ドヒドイデ@ヘドロ 図太いHB 再生力

熱湯 黒霧 再生 毒

 

テンプレ。いつもはソクノのみで対戦しているが、今回はおとなしくヘドロ。

特に言うことないけどエスバやミミを見たい。

 

ジバコイル@襷 臆病CS アナライズ

10万 徹底光線 ボルチェン 金属音

 

こいつも受けルや耐久崩し。最速襷アナライズという、コスパ悪い構成。セイムビートならではだなあと思います。雑に強いので適当に出すだけでも強い。

 

まとめ

パッチラゴンやべえ!(欠陥構築)

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